■ 抄録・要旨
| 2011年秋−2012年夏に、埼玉県加須市で、季節ごとに数日間、0:00、6:00、12:00、18:00を区切りとする6時間単位のアルデヒド類・ケトン類の大気濃度測定を実施した。その結果から、主にホルムアルデヒド、アセトアルデヒド濃度の推移とオキシダント濃度や気象条件などの関係について検討した。
各調査期間の平均濃度は、Oxは春>秋>夏>冬であったが、ホルムアルデヒドは夏>春>秋>冬、アセトアルデヒドは夏>春>冬>秋となった。春、夏はOx、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドはすべて12:00-18:00に最高濃度となった。夏はOxが夜間に他の季節より低濃度になったが、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドはすべての時間帯で高濃度だった。ホルムアルデヒドは気温が高いほど高濃度となった。
|